設立には特徴が必要

合同会社を設立するなら特徴を捉えて

合同会社を設立したいという人はたくさんいて、その目的はそれぞれで異なるようです。何となくハードルが低そうだと考える人もいるようですが、その特徴をよく把握しておかないとトラブルになることもありますから注意が必要です。
費用が安いことなどが理由に挙げられることが多いようです。費用が安いことは会社としてメリットは大きいですが、それ以外の特徴についても把握しておく必要があります。いろいろな特徴がありますが、組織設計に関する部分をきちんと理解しておかないとトラブルに発展することもありますから注意が必要です。

合同会社の特徴というと、やはり最も大きいものは組織設計が自由だと言うことです。たとえば出資と分配についてみていきましょう。株式会社の場合、出資した金額に応じて株式を保有することになります。そして、保有している株式に応じて分配が行われます。ですから、100株の株主と10株の株主とでは、分配される金額は10倍異なります。
合同会社の場合、このようにする必要はありません。たとえばある人が100万円を出資して、別の人が1万円しか出資しなかった場合でも、同じ金額を分配することは可能です。自由に組織設計ができますから、このようなケースもあり得るのです。

それなら100万円を出資するのはばからしいと考えるかも知れませんが、これはいろいろなケースで適した方法です。たとえば、お金はあっても技術や才能がない人と、技術や才能はあってもお金がない人とが協力して会社設立しようと思った場合、株式会社なら、お金のある人が圧倒的に分配が大きくなります。お金だけで動くのが株式会社です。
優れた才能や優れた技術という目に見えないものを金額に換算して出資することはできませんが、合同会社なら出資金額とは関係なく分配できますから、才能や技術で会社に貢献する人に対しても分配を行うことができます。

このような自由度の高さが合同会社を設立するメリットなのですが、それ故トラブルも起こりやすいです。特に、出資者の人数が増えてくると意見がまとまらなくなることもあります。このようなことがトラブルに発展することもあります。
デメリットもありますが、一人で設立する場合にはたいしたデメリットはないと考えられます。また、意思疎通のできる人同士では意見が対立する可能性は低くなります。合同会社はこのようなケースに適していると言えるでしょう。どちらかというと出資する人が少ない場合に適しています。